====== 珍しい四字熟語 ====== 珍しくてあまり知られていない四字熟語です。 ---- ===== 門前雀羅(もんぜんじゃくら) ===== 門の前に網を張って雀(すずめ)を捕まえることができるほど訪問者もなく、人の往来もない寂れたさま。 「雀羅」は雀を捕まえるときに使う霞網(かすみあみ)のこと。 ---- ===== 蛙鳴蝉噪(あめいせんそう) ===== 無駄な表現が多く、内容の乏しい下手な議論や文章。 無用の口論や下手な文章をいう。蛙かえるや蝉せみがやかましく鳴くように、騒がしいだけでなんの役にも立たないという意から。 「噪」は騒がしく鳴く意。 「蝉噪蛙鳴せんそうあめい」ともいう。 ---- ===== 人三化七(にんさんばけしち) ===== 容貌(ようぼう)が人間離れしていて醜いこと。人が三分、化け物が七分の意。 ただの悪口な件 ---- ===== 斬新奇抜(ざんしんきばつ) ===== 物事の着想が独自で、それまでに類をみないほど新しいさま。それまでにないほど新しく、思いもよらないほど変わっているさま。 ---- ===== 石部金吉(いしべきんきち) ===== まるで人名のようですが、非常にきまじめで物堅い人、融通のきかない人を差す熟語です。堅そうなものの漢字を並べた架空の人名ですね。 ---- ===== 冥冥之志(めいめいのこころざし) ===== 人に知られないよう黙々と努力すること。 「冥冥」というのは暗い様子や人目につかないところを表しています。 之 を使って修飾語と名詞を繋いで熟語にするのは珍しいですね。 ---- ===== 戮力協心(りくりょくきょうしん) ===== 全員の力を結集し、一致協力して任務に当たること。 「戮」には合わせる、一つにする意があり、「戮力」は力を合わせること。 よい言葉だけど、文字が難しいからか、あまり使われないですね。 ---- ===== 磨斧作針(まふさくしん) ===== 惜しまずに努力し続ければ、困難なことでも必ず成就することのたとえ。 ---- ===== 牛頭馬頭(ごずめず) ===== 地獄にいるという獄卒のこと。 また、地獄の獄卒のように情け容赦のない人のこと。 ---- ===== 大海撈針(たいかいろうしん) ===== 非常に困難なこと、ほぼ実現不可能なこと。 海の底に落ちた一本の針をすくい上げるという意味から。 ---- ===== 桜梅桃李(おうばいとうり) ===== 他人と比べず、自分らしく生きるということ。 ---- ===== 参考 ===== https://matome.arrowpex.jp/matome/view/271