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かっこいい四字熟語


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かっこいい四字熟語 [2020/07/19 02:30]
moepapa
かっこいい四字熟語 [2024/02/22 14:20] (現在)
moepapa
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 ====== かっこいい四字熟語 ====== ====== かっこいい四字熟語 ======
-響きのいい4文字の熟語です。有名なものからややマイナーなものまで。+ 
 +面がかっこよかったり、読みの響きのいい4文字の熟語です。 
 +有名なものからややマイナーなものまで。
  
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 ===== 不倶戴天(ふぐたいてん) ===== ===== 不倶戴天(ふぐたいてん) =====
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 不倶戴天(ふぐたいてん)とは、対峙する相手の存在自体を決して許せず、生かしておくことができないほど強い憎悪や遺恨、またはそのような仲という意味の四字熟語。 不倶戴天(ふぐたいてん)とは、対峙する相手の存在自体を決して許せず、生かしておくことができないほど強い憎悪や遺恨、またはそのような仲という意味の四字熟語。
 「不倶」は「一緒にできない」「戴天」は「同じ空の下に存在する」という意味。 「不倶」は「一緒にできない」「戴天」は「同じ空の下に存在する」という意味。
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 ===== 麟鳳亀竜(りんぽうきりゅう) ===== ===== 麟鳳亀竜(りんぽうきりゅう) =====
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 麟鳳亀竜(りんぽうきりゅう)とは、麒麟、鳳凰、亀、竜の四種の伝説上の霊獣のことです。泰平の世に現れるとされています。また、聖人や賢人のたとえのことです。 麟鳳亀竜(りんぽうきりゅう)とは、麒麟、鳳凰、亀、竜の四種の伝説上の霊獣のことです。泰平の世に現れるとされています。また、聖人や賢人のたとえのことです。
  
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 +===== 百花繚乱(ひゃっかりょうらん) =====
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 +様々な種類の花が色とりどりに咲き乱れる様子。転じて、多数の優秀な人々、独創的な人々が一堂に会する状況。
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 ===== 鶏鳴狗盗(けいめいくとう) ===== ===== 鶏鳴狗盗(けいめいくとう) =====
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 紀元前299年に秦の昭襄王は田文を宰相として迎え入れようとした。田文はこれに応えて秦に入ったが、ある人が昭襄王に、田文は当代一流の人材であるが斉の人間であるから、秦の宰相になっても斉の利を優先するに違いない。斉に帰せば秦の脅威となると進言、昭襄王はこれを容れて田文が滞在している屋敷を包囲させ、田文の命は危うくなった。 紀元前299年に秦の昭襄王は田文を宰相として迎え入れようとした。田文はこれに応えて秦に入ったが、ある人が昭襄王に、田文は当代一流の人材であるが斉の人間であるから、秦の宰相になっても斉の利を優先するに違いない。斉に帰せば秦の脅威となると進言、昭襄王はこれを容れて田文が滞在している屋敷を包囲させ、田文の命は危うくなった。
 田文は食客を使って昭襄王の寵姫に命乞いをしたが、寵姫は田文の持つ宝物「狐白裘(こはくきゅう)」と引き替えなら昭襄王に助命を頼んでも良いという。しかし、田文は秦に入国する前に昭襄王にこれを献上していた。悩んでいた所、食客の一人である狗盗(犬のようにすばしこい泥棒)が名乗り出て、昭襄王の蔵から狐白裘を盗んできた。これを寵姫に渡すと、その取り成しによって屋敷の包囲は解かれ、田文はひとまず危機を逃れることができた。 田文は食客を使って昭襄王の寵姫に命乞いをしたが、寵姫は田文の持つ宝物「狐白裘(こはくきゅう)」と引き替えなら昭襄王に助命を頼んでも良いという。しかし、田文は秦に入国する前に昭襄王にこれを献上していた。悩んでいた所、食客の一人である狗盗(犬のようにすばしこい泥棒)が名乗り出て、昭襄王の蔵から狐白裘を盗んできた。これを寵姫に渡すと、その取り成しによって屋敷の包囲は解かれ、田文はひとまず危機を逃れることができた。
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 ===== 風林火山(ふうりんかざん) ===== ===== 風林火山(ふうりんかざん) =====
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 風林火山(ふうりんかざん)は、甲斐の戦国大名・武田信玄の旗指物(軍旗)に記されたとされている「疾如風、徐如林、侵掠如火、不動如山」(疾(はや)きこと風の如く、徐(しず)かなること林の如く、侵掠(しんりゃく)すること火の如く、動かざること山の如し)の通称である。 風林火山(ふうりんかざん)は、甲斐の戦国大名・武田信玄の旗指物(軍旗)に記されたとされている「疾如風、徐如林、侵掠如火、不動如山」(疾(はや)きこと風の如く、徐(しず)かなること林の如く、侵掠(しんりゃく)すること火の如く、動かざること山の如し)の通称である。
 「疾如風、徐如林、侵掠如火、不動如山」の句は、『孫子』・軍争篇第七で、軍隊の進退について書いた部分にある文章を、部分的に引用したものである。すなわち、 「疾如風、徐如林、侵掠如火、不動如山」の句は、『孫子』・軍争篇第七で、軍隊の進退について書いた部分にある文章を、部分的に引用したものである。すなわち、
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 ===== 抜山蓋世(ばつざんがいせい) ===== ===== 抜山蓋世(ばつざんがいせい) =====
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 山を引き抜き、世界を覆いつくすほどの力という意味。中国古典「史記」で、項羽の辞世の句、「力、山を抜き、気は世を蓋う」という言葉から来ています。 山を引き抜き、世界を覆いつくすほどの力という意味。中国古典「史記」で、項羽の辞世の句、「力、山を抜き、気は世を蓋う」という言葉から来ています。
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 +===== 質実剛健(しちじつごうけん) =====
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 +心身ともにたくましく、飾らないさま。質実は、素質が誠実で、剛健は剛く健やかな体という意味。
 +見た目が素朴で真が強く、体もしっかりしている人などを指す。
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 +===== 疾風怒濤(しっぷうどとう) =====
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 +激しい風と荒れ狂う波の意。また、時代が激しく変化することの形容。
 +ドイツ語のSturm und Drang(シュトルム・ウント・ドラング)の訳語で、十八世紀後半のドイツの文学運動をさす。
 +「疾風」は、強く速く吹く風。はやて。
 +「怒濤」は、嵐で逆巻さかまく大波。
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 +===== 快刀乱麻 =====
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 +もつれた糸を勢いよくスパッと断ち切ることから、転じて無理難題を鮮やかに解決すること。
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かっこいい四字熟語.1595093416.txt.gz · 最終更新: 2020/07/19 02:30 by moepapa