====== 七文字以上 ====== あまりに長いものは、もともと熟語というより、固有名詞であったものが多いです。 ただ、広い意味では固有名詞も漢字の結合で熟語にあたりますので、いくらでも長いものは登場しています。 ---- ===== 7文字 ===== ==== 東海道中膝栗毛(とうかいどうちゅうひざくりげ) ==== 『東海道中膝栗毛』(とうかいどうちゅうひざくりげ)は、1802年(享和2年)から1814年(文化11年)にかけて初刷りされた、十返舎一九の滑稽本である。「栗毛」は栗色の馬。「膝栗毛」とは、自分の膝を馬の代わりに使う徒歩旅行の意である。 大当たりして、今に至るまで読みつがれ、主人公の弥次郎兵衛と喜多八、繋げて『弥次喜多』は、派生する娯楽メディア類に、なお活躍している。文学的な価値とともに、文才とともに絵心のあった作者による挿絵が多く挿入され、江戸時代の東海道旅行の実状を記録する、貴重な資料でもある。 一般的には上記の『弥次喜多』あるいは『弥次喜多道中』の通称で親しまれている。 ==== 環太平洋造山帯(かんたいへいようぞうざんたい) ==== 環太平洋火山帯(かんたいへいようかざんたい、英: Ring of Fire:リング・オブ・ファイアー)は、太平洋の周囲を取り巻く火山帯のことで、日本列島も含め火山列島や火山群の総称である。環太平洋火山帯には世界の活火山の約6割があり、大・小スンダ列島(インドネシア)と西インド諸島(カリブ諸島)を含めた広義の環太平洋火山帯では世界の8割近くの火山を擁している。 別名環太平洋造山帯(かんたいへいようぞうざんたい)とも言い、アルプス・ヒマラヤ造山帯とともに世界の2大造山帯とも言われる。アルプス・ヒマラヤ造山帯は、環太平洋造山帯ほどではないが地震の多い地域であるが、火山は少なく褶曲が多い点が異なっている。 和名で環太平洋、英語でRing of Fire(直訳: 火の環)と言われているが、環太平洋火山帯は閉じた輪では無く、周囲が約4万キロメートルの蹄鉄状である。地球上で発生する地震の約90%、活火山の75%が環太平洋火山帯で発生、点在しており、452の火山が南米大陸の南端から中米・北米を経てベーリング海峡、日本列島、フィリピン諸島、大スンダ列島、ニューギニアからメラネシア、ニュージーランドへと連なっている。ニュージーランドから南米大陸の南端ティエラ・デル・フエゴにかけては火山の帯が途切れている。 ---- ===== 8文字 ===== ==== 禁中並公家諸法度(きんちゅうならびにくげしょはっと) ==== 禁中並公家諸法度(きんちゅうならびにくげしょはっと)は、江戸幕府が、天皇及び公家に対する関係を確立するために定めた制定法。禁中とは御所、皇居のことを表すが、転じて天皇家を指す。 禁中并公家中諸法度、禁中竝公家諸法度、禁中方御条目、略して公家諸法度とも。 ---- ===== 9文字 ===== ==== 男女雇用機会均等法(だんじょこようきかいきんとうほう) ==== 雇用の分野における男女の均等な機会及び待遇の確保等に関する法律(こようのぶんやにおけるだんじょのきんとうなきかいおよびたいぐうのかくほとうにかんするほうりつ、昭和47年7月1日法律第113号)は、男女の雇用の均等及び待遇の確保等を目標とする日本の法律。所管官庁は、厚生労働省である。通称は男女雇用機会均等法(だんじょこようきかいきんとうほう)。 ---- ===== 13文字 ===== ==== 東京箱根間往復大学駅伝競走(とうきょうはこねかんおうふくだいがくえきでんきょうそう) ==== 東京箱根間往復大学駅伝競走(とうきょうはこねかんおうふくだいがくえきでんきょうそう)は、例年1月2日と翌3日の2日間にわたり行われる関東地方の大学駅伝の競技会(地方大会)である。関東学生陸上競技連盟が主催し読売新聞社が共催する。一般には箱根駅伝(はこねえきでん)と呼ばれ、その実施については関東学生陸上競技連盟が定める「東京箱根間往復大学駅伝競走に関する内規」に定められている(以下、「東京箱根間往復大学駅伝に関する内規」は単に「内規」として説明する)。 現在開催されている駅伝の中で4番目に長い距離を持ち、1987年から放送を開始したテレビ中継によって国内の学生スポーツ競技会の中でも極めて高い人気も誇る。 「箱根駅伝」は読売新聞東京本社の登録商標(第5565518号)である。 ---- ===== 14文字 ===== ==== 豊葦原之千秋長五百秋之水穂国(とよあしはらのちあきながいほあきのみずほのくに) ==== 「古事記」、「日本書紀」などに見られる、古代神話の中の日本の国土の美称の一つ。 ---- ===== 16文字 ===== ==== 天津日高日子波限建鵜葺草葺不合命(あまつひたかひこなぎさたけうかやふきあへずのみこと) ==== 鸕鶿草葺不合尊(うがやふきあえずのみこと)、全名天津日高日子波限建鵜葺草葺不合命(あまつひたかひこなぎさたけうかやふきあへずのみこと)は日本神話の神。地神五代の五代目、日向三代の三代目。 彦火火出見尊(火折尊、山幸彦)の子。母は豊玉姫。『先代旧事本紀』によれば異母弟に武位起命がいる。伯母の玉依姫との間に彦五瀬命、稲飯命、三毛入野命、彦火火出見尊(神武天皇)を得た。父と末子は同名の彦火火出見尊である。久しくして崩じ吾平山上陵に葬られた。 なお、鵜戸神宮(宮崎県日南市)はこの時の産屋の跡と伝えられる。